楽天市場で日用品やお米、ふるさとの名産品をポチッと買う。そのたびに「ポイント○倍!」の表示を見かけるけれど、結局自分は何倍なのかよくわからないまま……という人はかなり多いです。
実は、楽天市場のポイント還元率はどのカードで払うかといつ買うかの2つでガラッと変わります。同じ3万円の買い物でも、もらえるポイントが600ptの人もいれば、5,000pt以上の人もいる。この差を知らずに買い物を続けるのは、正直かなりもったいないです。
ここでは、2026年7月に改定された最新のSPU(スーパーポイントアッププログラム)をもとに、楽天市場の還元率がどこまで伸びるのか、現実的なラインを試算つきで紹介します。難しい計算は抜きにして、「何から手をつければいいか」がひと目でわかるようにしました。
いつもの買い物が、気づけば次の買い物の資金になる

楽天カードを持って楽天市場の買い方を少し変えるだけで、毎月の買い物がこんなふうに変わります。
- 楽天カードで払うだけで、楽天市場はいつでもポイント3倍
- 楽天銀行や楽天モバイルを組み合わせると、普段の倍率が7倍台まで上がる
- 5と0のつく日・お買い物マラソンに買い物を寄せれば、17倍超えも現実的
- 月3万円の買い物で、年間1万〜6万ポイント超えが貯まる計算に
- 楽天カードは年会費永年無料なので、持つだけでマイナスになることがない
貯まったポイントは楽天市場の支払いにそのまま1pt=1円で使えます。日用品の買い物をポイントだけで済ませる月が出てくるので、家計の手応えがはっきり変わります。
楽天市場のポイント還元率は「3つの層」の足し算で決まる

楽天市場のポイント倍率は、ざっくり言うと次の3つを足したものです。ここさえ押さえておけば、「ポイント○倍」の表示に振り回されなくなります。
| 層 | 中身 | 倍率の目安 |
|---|---|---|
| ① 通常ポイント | 楽天市場で買えば誰でももらえる基本分 | 1倍(100円につき1pt) |
| ② SPU | 楽天カードや楽天モバイルなど、使っている楽天サービスに応じて毎日上乗せ | +0.5〜+4倍(合計で最大18.5倍) |
| ③ イベント | 5と0のつく日、お買い物マラソン、楽天スーパーSALEなど期間限定の上乗せ | +1〜+9倍 |
①はみんな同じ。差がつくのは②と③です。そして②の中でいちばん手軽で、いちばん外せないのが楽天カード。楽天市場をよく使うのに楽天カードを持っていないのは、毎回セール品を定価で買っているのと同じくらいもったいない状態です。
楽天カードで払うだけで、いつでも3倍になる理由
楽天カード(年会費永年無料)で楽天市場の買い物をすると、次の3つが合わさって常にポイント3倍になります(楽天カード公式サイトで2026年10月に確認)。
| 内訳 | 倍率 | 計算の対象 | 月の上限 |
|---|---|---|---|
| 楽天市場の通常ポイント | 1倍 | 購入金額 | なし |
| 楽天カード通常分 | +1倍 | 税込・送料込みの金額 | なし |
| 楽天カード特典分(SPU) | +1倍 | 税抜・送料除く金額 | 1,000pt |
| 合計 | 3倍 | - | - |
ちなみに、還元率1%の他社カードで楽天市場の買い物をすると、もらえるのは楽天市場の通常ポイント1倍+カード会社のポイント1%で、だいたい2倍相当です。楽天カードに替えるだけでポイントが約1.5倍に増えるわけです。
しかも楽天カードは楽天市場以外でも100円につき1ポイント(還元率1%)。普段の買い物や公共料金の支払いもまとめれば、楽天ポイントがどんどん一か所に集まります。新規入会特典もあり、2026年10月時点では合計5,000ポイント(入会特典2,000pt+申込翌月末までに3回以上のショッピング利用で3,000pt)です。特典の内容は時期で変わるので、申し込み前に最新の内容を確認してください。
- 特典分(+1倍)の上限は月1,000pt=税抜10万円分の買い物まで。ほとんどの人は上限を気にせず使えます
- 海外旅行保険も利用付帯で最高2,000万円がついています。詳しくは楽天カードの海外旅行保険の解説でまとめています
SPUの倍率一覧【2026年7月改定・最大18.5倍】

SPUは、楽天のサービスを使えば使うほど楽天市場の倍率が上がる仕組みです。2026年7月1日の改定でファミリーマートが対象に加わり、最大倍率は18倍から18.5倍になりました(楽天市場SPU公式ページで2026年10月に確認)。
| サービス | 上乗せ倍率 | 主な条件 | 月の上限 |
|---|---|---|---|
| 楽天カード | +2倍 | 楽天カードで楽天市場の買い物をする | 特典分1,000pt |
| 楽天モバイル | +4倍 | 楽天モバイルの対象プランを契約+エントリー | 2,000pt |
| 楽天モバイル キャリア決済 | +2倍 | 月2,000円以上利用+エントリー | 1,000pt |
| 楽天ひかり/Rakuten Turbo | +2倍 | 契約+エントリー | 1,000pt |
| 楽天トラベル | +1倍 | 月5,000円以上の予約・利用 | 1,000pt |
| 楽天銀行+楽天カード | 最大+0.5倍 | 楽天カードの引落口座に設定(+0.3倍)、給与・年金などの受取(+0.2倍) | 5,000pt |
| 楽天証券(投資信託) | +0.5倍 | 月3万円以上の投資など | 2,000pt |
| 楽天証券(米国株式) | +0.5倍 | 月3万円以上の投資など | 2,000pt |
| 楽天ブックス/楽天Kobo | 各+0.5倍 | 月3,000円以上の購入 | 各500pt |
| Rakuten Fashion | +0.5倍 | 月5,000円以上の購入 | 1,000pt |
| 楽天でんき | +0.5倍 | 前月5,500円以上の利用 | 500pt |
| ファミリーマート | +0.5倍 | 月3,000円以上の購入(2026年7月から対象) | 500pt |
このほか楽天ビューティ、楽天ラクマ、Rakuten Pasha、楽天ウォレット、楽天Kドリームスなども各+0.5倍の対象です。ただ、全部を埋めようとするのは無理があります。おすすめの優先順位はこちらです。
- 最優先:楽天カード(+2倍)。年会費無料でデメリットがほぼなく、これがないと始まりません
- 次点:楽天銀行(最大+0.5倍)。カードの引落口座にするだけで+0.3倍。口座開設も無料です
- ハマる人には大きい:楽天モバイル(+4倍)。スマホ代を下げたい人なら、乗り換えるだけで倍率が一気に跳ね上がります
- ついでに取れるもの:楽天トラベル・楽天ブックス・ファミリーマートなど。もともと使っている人だけ拾えば十分です
楽天トラベルは月5,000円以上の予約・利用で+1倍。年に何度か旅行する人なら、ホテルを楽天トラベルで押さえるだけで楽天市場の倍率まで上がります。泊まるホテル選びに迷ったら、姉妹サイトのTIMELESS TRAVEL(ホテル・旅行レビュー)も参考にしてみてください。
現実的にはどこまで伸びる?月3万円の買い物で試算
18.5倍はあくまで「全部そろえた場合」の数字です。そこで、楽天市場で毎月3万円(税抜)買い物する人を例に、現実的なパターンで比べてみました。
| パターン | 倍率 | 月のポイント | 年間のポイント |
|---|---|---|---|
| 他社カード(還元率1%)で払う | 約2倍 | 約600pt | 約7,200pt |
| 楽天カードで払う | 3倍 | 900pt | 10,800pt |
| 楽天カード+楽天銀行 | 3.5倍 | 1,050pt | 12,600pt |
| 楽天カード+楽天銀行+楽天モバイル | 7.5倍 | 2,250pt | 27,000pt |
| 上記+5と0のつく日に買う | 8.5倍 | 2,550pt | 30,600pt |
| 上記+お買い物マラソンで10店舗買いまわり | 17.5倍 | 5,250pt | 63,000pt |
※税抜3万円をもとにした概算です。実際はショップや注文ごとの端数処理、各特典の上限、イベントの開催時期によって変わります。お買い物マラソンは毎月開催されるとは限らないため、最下段は「マラソン月にまとめ買いした場合」の目安です。
注目してほしいのは2段目です。楽天カードに替えるだけで、年間で約3,600ポイントの差。何も我慢せず、支払い方法を変えるだけでこれだけ違います。そこから楽天銀行、楽天モバイルと自分に合うものを足していけば、普段使いでも7倍台が当たり前になります。
SNSでも「楽天カードと楽天モバイルにしたら、日用品はほぼポイントで買えるようになった」という声はよく見かけます。逆に「マラソンのたびに買いまわりのために要らないものまで買ってしまう」という反省の声も多いので、このあたりは後ほど注意点で触れます。
イベントを重ねてポイントを最大化する手順
SPUで土台を作ったら、あとは「いつ買うか」の工夫です。毎月の買い物を、次の流れで回すのがいちばんムダがありません。
楽天市場の「お支払い方法」を楽天カードにしておくだけで、どの日に買っても3倍が確定します。年会費は永年無料なので、楽天市場を月に1回でも使うなら作っておいて損はありません。
楽天カードの引落口座を楽天銀行にするだけで+0.3倍。給与の受取口座にもすればさらに+0.2倍です。一度設定すれば、あとは何もしなくても倍率がキープされます。
毎月5日・10日・15日・20日・25日・30日は、エントリーして楽天カードで払うとさらに+1倍(上限1,000pt)。急ぎでない買い物はこの日に寄せるのが基本です。エントリーは開催日ごとに必要なので、忘れずにボタンを押しておきましょう。
お買い物マラソンや楽天スーパーSALEでは、税込1,000円以上の買い物をしたショップ数に応じて倍率が上がり、10店舗で+9倍になります。ポイント上限は7,000pt(2026年7月開催分)なので、10店舗達成なら税抜約7万7,777円までの買い物が上乗せの対象です。日用品・食品・ふるさとの名産品など、どうせ買うものをまとめると無理なく10店舗に届きます。
SPUやイベントのポイントは翌月15日ごろに期間限定ポイントとして届きます。有効期限は付与の翌月末まで。次のマラソンや5と0のつく日の支払いに充てれば、ポイントを失効させずにぐるぐる回せます。
ここは惜しいポイント!始める前に知っておきたい注意点
楽天市場のポイントはうまく回せばかなり強力ですが、つい期待しすぎてしまう部分もあります。損をしないために、次のポイントだけは頭に入れておいてください。
- 上乗せ分の多くは期間限定ポイント。有効期限が付与の翌月末までと短いので、使い道がないと失効します
- 倍率の計算は基本的に税抜価格。「10倍」でも、税込の支払額で見た実質の還元率は少し下がります
- サービスごとに月の上限がある。高額な家電を一度に買うと、上限を超えた分は上乗せされません
- 楽天ふるさと納税はSPUの対象外。2025年10月から、ふるさと納税の寄付は楽天市場のポイント付与が原則対象外になりました
- 倍率のために不要な契約や買い物をするのは本末転倒。楽天モバイルや楽天証券は、自分の生活に合う場合だけ選べば十分です
特に買いまわりは、10店舗にするために500円の追加送料を払って1,000円の小物を買う……となると、ポイントより出費のほうが大きくなります。「買う予定のものを、得な日にまとめる」くらいの感覚がちょうどいいです。
楽天プレミアムカードにしたほうが得になる人
楽天市場をかなりヘビーに使う人なら、上位カードの楽天プレミアムカード(年会費11,000円)も選択肢に入ります。楽天市場では楽天市場特典分の+1倍がつき、楽天カード特典分の月の上限も1,000ptから5,000ptに広がります(楽天カード公式サイトで2026年10月に確認)。
| 項目 | 楽天カード | 楽天プレミアムカード |
|---|---|---|
| 年会費 | 永年無料 | 11,000円 |
| 楽天市場の倍率 | 常に3倍 | 常に4倍(誕生月などの特典あり) |
| カード特典分の月の上限 | 1,000pt | 5,000pt |
| 空港ラウンジ | なし | プライオリティ・パス(年5回まで無料) |
+1倍分で年会費11,000円を取り返すには、楽天市場で年間110万円(税抜)、月にすると約9万円以上の買い物が必要です。そこまで使わないなら、年会費無料の楽天カードで十分。空港ラウンジを使いたい人や、楽天市場の利用額が月10万円を超える人だけプレミアムを検討すれば大丈夫です。損益の分かれ目は楽天プレミアムカードは年会費の元が取れるかの記事で詳しく試算しています。
また、楽天市場以外の買い物や海外旅行の備えまで考えるなら、楽天カードにもう1枚組み合わせるのもおすすめです。どちらを先に作るか迷う人はエポスカードと楽天カードの比較を参考にしてください。
よくある質問
- 楽天カードがなくても楽天市場のSPUは上がりますか?
-
楽天モバイルや楽天トラベルなど、ほかのSPUは楽天カードがなくても対象です。ただし楽天カードの+2倍はもらえません。楽天市場をよく使うなら、最初に作るべき1枚は楽天カードです。
- SPUにエントリーは必要ですか?
-
ほとんどのSPUはエントリー不要です。楽天モバイル、楽天モバイル キャリア決済、楽天ひかり/Rakuten Turboの3つだけはエントリーが必要です。5と0のつく日やお買い物マラソンなどのイベントは、開催ごとにエントリーしてください。
- ポイントはいつ、どんな形でもらえますか?
-
楽天カード通常分は翌月13日ごろに通常ポイントで、SPUの特典分は翌月15日ごろに期間限定ポイントで付与されます。期間限定ポイントの有効期限は付与の翌月末までです。
- 楽天ふるさと納税でもSPUの倍率はつきますか?
-
つきません。2025年10月1日から楽天ふるさと納税はSPUの対象外になり、寄付は楽天市場のポイント付与の原則対象外です。ふるさと納税は「ポイント目当て」ではなく、返礼品と控除で選びましょう。
- お買い物マラソンの買いまわりは、同じショップで2回買ってもカウントされますか?
-
カウントされません。同じショップでの複数回の購入は1店舗扱いです。また、1店舗あたり税込1,000円以上の買い物が必要です。
まとめ
楽天市場のポイント還元率は、何で払うか・いつ買うかで2倍にも17倍にもなります。最後にポイントをおさらいしておきます。
- 楽天市場は楽天カードで払うだけで常に3倍。他社カードより約1.5倍ポイントが増える
- SPUは2026年7月改定で最大18.5倍。優先度は楽天カード→楽天銀行→楽天モバイルの順
- 5と0のつく日とお買い物マラソンに買い物を寄せれば、月3万円で年6万ポイント超えも狙える
- 期間限定ポイントの期限・各特典の上限・ふるさと納税の対象外には注意
- プレミアムカードは楽天市場で月9万円以上使う人向け。それ以外は年会費無料の楽天カードで十分
楽天カードを持たずに楽天市場で買い物を続けるのは、毎回もらえるはずのポイントを置いてきているのと同じです。入会特典があるうちに1枚作って、次の5と0のつく日から3倍以上の買い物を始めてください。
あわせて読みたい





