ふるさと納税は、実質2,000円の負担で各地の返礼品がもらえる、やらないと損な制度です。ただ、2026年のいま、支払い方でひとつ大きく変わったことがあります。ポータルサイト独自のポイント還元が、2025年10月からなくなったことです。
これまでは「サイトのポイント+カードのポイント」で二重三重に得できましたが、その一番おいしい部分が制度改正で消えました。つまり今、ふるさと納税でポイントを取る方法は、実質的に「どのクレジットカードで払うか」だけになったということです。
ここでは、最新のルールを踏まえたうえで、ふるさと納税のカード払いで損しない選び方を紹介します。古い「ポイント三重取り」の情報にだまされないよう、2026年の今の正解をまとめました。
2025年10月から、ふるさと納税のポイント事情が変わった

まず、何が変わったのかをはっきりさせておきます。ここを勘違いすると、古い情報のまま損をします。
- なくなったもの:ポータルサイトが独自に付ける還元ポイント。2025年10月1日から、こうしたポイントを付けるサイト経由の募集が対象外になりました
- 残っているもの:クレジットカード会社が決済に対して付ける通常ポイント。これは一般の買い物と同じ扱いで、規制の対象外です
つまり、サイトが配っていたポイントは消えましたが、あなたが使うカードのポイントは今までどおり付きます。ここが今回の記事のいちばん大事なところです。
今、ポイントを取る方法は「カード決済」だけ
サイトのポイントが消えた今、ふるさと納税で得をするかどうかは、カード選びで決まります。ふるさと納税は数万円から十数万円というまとまった金額を払うので、還元率のわずかな差が金額の差として効いてきます。
| 年間の寄附額 | 還元率0.5% | 還元率1.0% |
|---|---|---|
| 30,000円 | 150円分 | 300円分 |
| 60,000円 | 300円分 | 600円分 |
| 100,000円 | 500円分 | 1,000円分 |
金額としては派手ではありませんが、払い方を変えるだけで手に入るお金です。現金や口座振替で払っている人は、ここをまるまる取りこぼしています。
ふるさと納税に向くカードの選び方

選ぶ基準は、次の3つで十分です。
- 還元率:ふるさと納税で直接もらえるポイントは、ここで決まります。高いほど得です
- 年会費:無料が前提。年に一度のふるさと納税のために年会費を払うのは本末転倒です
- 限度額:寄附額が大きいと枠に当たることがあります。まとめて払うなら要確認です
この3つで考えると、候補は自然としぼられます。年会費無料で還元率が高いカード、そして年会費無料で他の生活費とまとめて使えるカード。この2枚が現実的な選択肢です。
おすすめの2枚と、その使い分け
どちらも年会費が永年無料なので、迷ったら両方持って使い分けるのもありです。
| 楽天カード | エポスカード | |
|---|---|---|
| 年会費 | 永年無料 | 永年無料 |
| 通常還元率 | 1.0% | 0.5% |
| 向いている人 | ふるさと納税の還元を最優先したい | 生活費とまとめて年会費無料のゴールドまで育てたい |
| ひとこと | 寄附額のポイントを一番取りやすい | ふるさと納税も含めて固定費を集約できる |
ポイント率で選ぶなら楽天カード
ふるさと納税でもらえるポイントを最優先するなら、通常還元率1.0%の楽天カードが分かりやすい選択です。年会費は永年無料で、寄附額がそのまま1%のポイントになります。普段から楽天のサービスを使う人なら、貯めたポイントの使い道にも困りません。
生活費ごとまとめるならエポスカード
還元率だけならエポスカードは0.5%で、楽天カードに一歩ゆずります。ただエポスカードの強みは別にあります。年会費が永年無料で、ふるさと納税を含めた年間の利用額が50万円ほどに達すると、年会費無料のゴールドカードの招待が届きます。ふるさと納税の高額決済は、この利用額を押し上げる役に立ちます。
家賃や光熱費、サブスクといった固定費もまとめて集約したい人には、エポスカードが向いています。招待の条件はエポスカードのゴールド招待はいつ届く?年間50万円・半年が目安、2枚の違いはエポスカードと楽天カードはどっちがお得?海外旅行保険と還元率で徹底比較で詳しく比べています。
高額な寄附は「限度額」に注意
ふるさと納税は、控除の上限まで一気に寄附する人も多いです。年収が高い人だと、年間の寄附額が10万円を超えることもあります。ここで気をつけたいのが、カードの限度額です。
とくに、他の買い物と重なる年末は要注意です。「駆け込みでふるさと納税をしようとしたら、限度額オーバーで決済できなかった」というのは、毎年12月によくある話です。
- 寄附の前に、いま使える利用可能額を確認しておく
- 複数の自治体に分けて寄附するなら、合計額で枠を見ておく
- 足りなければ、寄附の2〜3週間前に一時増額を申請する
限度額の確認方法と増額の手順はエポスカードの限度額はいくら?一時増額の上限・申込期限と利用可能額の確認方法にまとめています。
ワンストップ特例と支払いの注意点
ポイントの話とあわせて、手続きの注意点も押さえておきましょう。ここを外すと、そもそもの控除が受けられなくなります。
- ワンストップ特例は寄附先5団体まで。6団体以上に寄附するなら確定申告が必要です
- ワンストップ特例の申請書は、寄附した翌年の1月10日必着。年末の駆け込み寄附は期限に注意です
- ワンストップ特例を申請しても、あとで確定申告をすると無効になります。医療費控除などで申告する人は、ふるさと納税も確定申告にまとめてください
- カードの名義は本人で。家族名義のカードで払うと、控除の扱いで問題になることがあります
支払い方法は必ず一括払いにしてください。分割やリボにすると手数料がかかり、せっかくのポイント分を上回ってしまいます。
よくある質問
- ふるさと納税のポイント還元は、もう一切ないのですか?
-
なくなったのはポータルサイトが独自に付けていたポイントです。クレジットカード会社が決済に対して付ける通常ポイントは、一般の買い物と同じ扱いで今も付きます。だからこそ、どのカードで払うかが重要になりました。
- 「ポイント三重取り」はもうできませんか?
-
サイトのポイントが対象外になったため、以前のような重ね取りは難しくなりました。今はカード決済のポイントが中心です。古い情報で三重取りを狙うより、還元率の高いカードで確実に取るのが2026年の正解です。
- 還元率で選ぶなら、どのカードがいいですか?
-
ふるさと納税でもらえるポイントを最優先するなら、年会費無料で還元率1.0%の楽天カードが分かりやすい選択です。生活費とまとめて年会費無料のゴールドまで育てたいなら、エポスカードが向いています。
- 高額な寄附でも一括で払えますか?
-
限度額の範囲なら払えます。年収が高く寄附額が大きい人は、事前に利用可能額を確認してください。足りなければ、寄附の2〜3週間前に一時増額を申請しておくと安心です。
- 家族のカードで払っても控除は受けられますか?
-
寄附する本人名義のカードで払うのが原則です。家族名義のカードで払うと、控除の扱いで問題になることがあります。本人名義のカードを用意してください。
- ワンストップ特例と確定申告、どちらがいいですか?
-
寄附先が5団体までで、他に確定申告の予定がなければワンストップ特例が手軽です。6団体以上、または医療費控除などで確定申告をするなら、ふるさと納税も確定申告にまとめてください。ワンストップ申請後に確定申告をすると、申請は無効になります。
まとめ
- 2025年10月からポータルサイトのポイントは廃止。カード決済のポイントは今も残っています
- 今ポイントを取る方法は「どのカードで払うか」だけ。カード選びが以前より重要になりました
- 還元率を最優先なら楽天カード(1.0%)、生活費ごと育てるならエポスカード。どちらも年会費無料です
- 高額な寄附は限度額に注意。年末の駆け込みは早めに枠を確認してください
- ワンストップ特例は5団体まで・翌年1月10日必着。確定申告すると申請は無効になります
ふるさと納税のうまみは以前より少し減りましたが、それでもやる価値のある制度です。サイトのポイントが消えた今こそ、カード選びで取り返しましょう。年会費無料のカードなら、始めるのに何のリスクもありません。
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