月に何度も飛行機に乗って、ホテルに泊まって、会社に戻ったら経費精算。出張が多い人にとって、航空券やホテル代の立て替えはもう日常の一部です。
でも、その立て替えに使っているカード、なんとなく昔作った1枚のままになっていませんか?実はここが惜しいポイントで、同じ出張費でも、カード次第でもらえるポイントが7倍も変わります。年間50万円の航空券を立て替える人なら、差は数万円分。しかも空港での待ち時間や、出張先でのケガ・病気への備えまで変わってきます。
ここでは、出張が多い人がクレジットカードを選ぶときに見るべき条件と、経費の立て替えで損しないためのルール、出張スタイル別のおすすめを紹介します。会社員の立替精算だけでなく、個人事業主や経営者の出張にも使える内容です。
出張帰りの航空券代が、次の家族旅行のマイルに変わる
出張向きのカードを1枚持つだけで、いつもの出張がこんなふうに変わります。
- 立て替えた航空券代で7%分のポイントが貯まり、週末の家族旅行や特典航空券に使える
- 搭乗前は国内空港ラウンジで静かに仕事やメール返信。ゲート前のベンチで待つ必要がなくなる
- 航空券をカードで払うだけで旅行保険の条件が自動的にそろうので、海外出張の備えも安心
- 出張費が1枚の明細にまとまり、経費精算の手間がぐっと減る
出張そのものは楽しいことばかりではありません。だからこそ、移動のたびに「ちょっと得した」「ちょっと楽だった」が積み重なるカードを選ぶ価値があります。
出張が多い人のクレジットカードは「3つの条件」で選ぶ

年会費無料の還元率1%カードで出張費を払っていても損はしません。ただ、出張が多い人ほど「もっと取れたはずのもの」が大きくなります。見るべき条件はこの3つです。
| 条件 | なぜ大事か | チェックするところ |
|---|---|---|
| ① 航空券・交通費で還元率が上がる | 出張費の大半は航空券。ここで還元率が上がるかどうかで年間の差が決まる | 航空券の特別還元、マイルへの交換レート |
| ② 空港ラウンジが使える | 出張族は搭乗回数が多いぶん、待ち時間も長い。ラウンジは仕事場にもなる | 国内ラウンジの回数制限、プライオリティ・パスの有無と回数 |
| ③ 旅行保険が出張でも使える | 海外出張の医療費は高額。会社の保険がない、または足りないケースもある | 利用付帯の条件、治療費用の補償額 |
この3つを年会費1万円台でまとめて満たせるのが、プラチナカードの中でも年会費が手ごろなUCプラチナカードです。詳しくは後ほど紹介しますが、その前に、出張費を立て替えるうえで知っておきたいルールを押さえておきましょう。
経費の立て替えで得する前に、確認しておきたい4つのこと
出張費を自分のカードで立て替えてポイントを貯める。これは多くの出張族がやっている定番の方法です。ただ、会社によってルールが違うので、始める前に次の4つは確認しておいてください。
- 個人カードでの立て替えが認められているか。法人カードが支給される会社や、出張手配を指定の旅行会社に任せる会社では、個人カードで払えないことがあります
- ポイントの扱いに社内ルールがあるか。立て替えで付いたポイントを個人のものとしてよいかは会社しだい。気になるなら経理に一度聞いておくと安心です
- 精算の入金とカードの引き落としの順番。精算が月末締め・翌月払いだと、カードの引き落としが先に来ることも。数十万円単位の立て替えなら、手元資金に余裕を持たせておきましょう
- 領収書の出し方。インボイス制度のもとでは、経費精算にお店や航空会社が発行する領収書(適格請求書)を求められるのが一般的です。カードの利用明細だけでは代わりにならないので、領収書は必ず受け取っておきましょう
もうひとつ見落としがちなのが限度額です。航空券とホテル代を何件も立て替えると、月の利用額が想像以上にふくらみます。出張が続く月は、事前にカード会社の一時増額を申し込んでおくと、出張先で決済が通らないトラブルを防げます。UCプラチナの限度額についてはUCプラチナの限度額と増枠のコツで詳しく紹介しています。
出張が多い人にUCプラチナがちょうどいい理由

UCプラチナカード(年会費16,500円)は、出張族が欲しい3つの条件を1枚でまとめて満たせるカードです。出張で使う場面に絞ると、特典はこうなります(UCカード公式サイトで2026年10月に確認)。
| 出張の場面 | UCプラチナの特典 |
|---|---|
| 航空券を買う | ANA・JALなど国内航空会社8社の公式販売窓口で買うとポイント14倍(還元率7%) |
| 国内線に乗る | 国内主要空港のカードラウンジが回数無制限で無料 |
| 海外出張に行く | プライオリティ・パスで世界1,300か所以上の空港ラウンジが年6回まで無料 |
| 海外でケガ・病気 | 海外旅行傷害保険 最高1億円(利用付帯) |
| 国内出張の移動中 | 国内旅行傷害保険 最高5,000万円(利用付帯) |
| 出張先で店を探す | 24時間対応のコンシェルジュ(電話・メール・LINE) |
| 出張先でスマホを壊す | 通信端末修理費用保険(年1回・最大3万円) |
中でも出張族にいちばん刺さるのが航空券のポイント14倍です。対象はANA、JAL、スカイマーク、AIRDO、ソラシドエア、スターフライヤー、アイベックスエアラインズ、オリエンタルエアブリッジの8社。会社から「いちばん安い便で行って」と言われても、どの航空会社を選んでも7%還元になるのが強いところです。
年間の航空券代でどれくらい差がつく?
出張で立て替える航空券代ごとに、還元率1%の一般的なカードと比べてみました。
| 年間の航空券代 | 還元率1%のカード | UCプラチナ(7%) | ANAマイルに交換した場合 |
|---|---|---|---|
| 30万円 | 3,000円相当 | 21,000円相当 | 12,600マイル |
| 60万円 | 6,000円相当 | 42,000円相当 | 25,200マイル |
| 100万円 | 10,000円相当 | 70,000円相当 | 42,000マイル |
※UCポイントはANAマイルに1pt=3マイル、JALマイルに1pt=2.5マイルで交換できます。航空券購入時はANAマイル換算で4.2%、JALマイル換算で3.5%の計算です。
年間30万円の立て替えでも、還元率1%のカードとの差は18,000円分。これだけで年会費16,500円を超えます。ラウンジや保険はおまけで付いてくる、という感覚で持てるのが出張族にとってのUCプラチナです。貯まったポイントを特典航空券に回せば、出張で稼いだマイルで家族と旅行に行く、という使い方もできます。マイルの交換について詳しくはUCプラチナのマイル還元率の記事を、14倍の仕組みは航空券14倍の解説記事をどうぞ。
国内ラウンジ無制限は、出張族にこそうれしい
月に何度も国内線に乗る人にとって、回数制限のないカードラウンジは本当にありがたい特典です。羽田のPOWER LOUNGEや伊丹のラウンジオーサカなど、主要空港のラウンジにカード本体と搭乗券を見せるだけで入れます。電源とWi-Fiがあるので、搭乗前に資料を見直したり、メールを片付けたりする時間に変わります。海外出張ではプライオリティ・パスが年6回まで無料なので、年に数回の海外出張なら十分まかなえます。
口コミでも「出張の航空券を自分で手配できる人には7%還元が強すぎる」「プラチナなのに年会費が1万円台なのがいい」という声が目立ちます。一方で「国際ブランドがVisaしか選べない」という不満もあるので、ここは後ほど注意点で触れます。全体の特典はUCプラチナカードの特典まとめで詳しく紹介しています。
出張費で得するカードの使い方5ステップ
カードを作ったら、あとは使い方しだいです。出張のたびに次の流れで回すと、ポイントも保険もムダなく受け取れます。
個人カードでの立て替えができるか、航空券を自分で手配してよいかを確認します。ここがOKなら、出張費はすべてこのカードに集めましょう。
14倍の対象は航空会社の公式販売窓口(公式サイト・空港カウンターなど)での購入だけです。旅行会社経由やパッケージツアー、ホテル付きのプランは対象外なので、出張の航空券は公式サイトで単体で買うのが鉄則です。
航空券以外の出張費も1枚にまとめると、明細がそのまま出張の記録になり、精算の手間が減ります。3か月で45万円以上使うとシーズナルギフトのボーナスポイントも狙えるので、出張が多い時期ほどまとめる意味が大きくなります。
国内線ならカード本体と搭乗券でカードラウンジへ。スマホのカード画面では入れないので、カード本体は忘れずに。海外出張ではプライオリティ・パスのデジタル会員証を事前に登録しておくとスムーズです。
特典航空券を使う予定があるならANA・JALマイルへ。ポイントには有効期限があるので、出張で貯まった分はこまめに交換して、プライベートの旅行に使うのがおすすめです。
出張スタイル別のおすすめカード
出張の頻度や働き方によって、ベストな1枚は少しずつ変わります。迷ったらこの表で自分に近いものを選んでください。
| 出張スタイル | おすすめ | 年会費 | 選ぶ理由 |
|---|---|---|---|
| 国内出張が多い会社員(航空券を自分で手配) | UCプラチナカード | 16,500円 | 航空券7%還元と国内ラウンジ無制限で、年会費をすぐに回収できる |
| 個人事業主・経営者でJALによく乗る | セゾンプラチナ・ビジネス | 初年度無料・次年度33,000円 | JALマイルが貯まりやすく、プライオリティ・パスが本会員回数無制限。法人口座からの引き落としにも対応 |
| 海外出張が年7回以上 | プライオリティ・パスの回数が多いカード | 3万円前後〜 | 年6回を超えると1回35米ドルかかるため、回数無制限のカードのほうが安くなる |
| 出張は年数回、年会費をかけたくない | エポスカード | 永年無料 | 海外旅行保険が利用付帯。まずは保険の備えだけほしい人向け |
個人事業主や経営者の方は、事業用の支払いをまとめられるセゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カード(セゾンプラチナ・ビジネス)も候補になります。詳しくはセゾンプラチナ・ビジネスのレビューと、UCプラチナとセゾンプラチナ・ビジネスの比較で紹介しています。
出張先でちょっといいホテルに泊まる機会があるなら、UCプラチナのホテル優待も使えます。出張ついでに週末を延泊して家族を呼ぶ、という人は姉妹サイトのTIMELESS TRAVEL(ホテル・旅行レビュー)でホテル選びの参考にしてください。
ここは惜しいポイント!出張で使う前に知っておきたい注意点

UCプラチナは出張族と相性のいいカードですが、つい期待してしまう部分もあります。申し込む前に、次の点は知っておいてください。
- 14倍は航空会社の公式販売窓口だけ。旅行会社、パッケージツアー、海外サイト、多通貨決済、デジタルウォレット経由の購入は対象外です
- 海外航空会社は14倍の対象外。対象は国内航空会社8社なので、海外の航空会社を使う出張では通常の還元率になります
- プライオリティ・パスは年6回まで。7回目以降は1回35米ドルかかるので、海外出張が多い人は回数無制限のカードを検討しましょう
- 旅行保険は利用付帯。航空券など旅行代金をこのカードで払っていないと補償されません。会社手配の航空券で出張する場合は、空港までの電車代などを出発前にこのカードで払っておく必要があります
- 国際ブランドはVisaのみ。海外出張先でも使える場所は多いですが、JCBやアメックスにこだわる人には合いません
特に1つ目は見落とす人が多いところです。会社の出張手配システムや旅行会社経由で航空券が発券される場合、7%還元は受けられません。自分で公式サイトから買える出張がどれくらいあるかを、申し込む前に一度数えてみてください。保険の条件はUCプラチナの海外旅行保険の記事で詳しく紹介しています。
よくある質問
- 会社の経費を立て替えて貯まったポイントは、自分で使っていいですか?
-
扱いは会社の規程しだいです。個人のポイントとして扱ってよい会社もあれば、禁止している会社もあります。社内規程を確認し、迷ったら経理に聞いておくのが確実です。
- 会社指定の旅行会社で手配した航空券も14倍になりますか?
-
なりません。14倍は航空会社の公式販売窓口で購入した航空券だけが対象です。旅行会社経由やパッケージツアーは通常のポイントになります。
- カードの利用明細は経費精算の領収書の代わりになりますか?
-
なりません。インボイス制度のもとでは、お店や航空会社が発行する領収書(適格請求書)が必要になるのが一般的です。航空会社の領収書やホテルの領収書は必ず受け取っておきましょう。
- 国内出張だけでもUCプラチナを持つ意味はありますか?
-
あります。国内線の航空券で7%還元、国内空港ラウンジは回数無制限で無料です。年間30万円以上の航空券を自分で買うなら、ポイントだけで年会費を回収できます。
- 家族も出張先や旅行先でラウンジを使えますか?
-
家族カード(年会費3,300円)を作れば、家族会員も本会員と同じ条件で国内カードラウンジとプライオリティ・パスを使えます。出張で貯めたポイントで家族旅行に行くなら、あわせて作っておくと便利です。
まとめ
出張費の立て替えは、カード選びひとつで「ただの手間」から「年会費以上のリターン」に変わります。最後にポイントをおさらいしておきます。
- 出張が多い人のカードは航空券の還元率・空港ラウンジ・旅行保険の3つで選ぶ
- 立て替えの前に、社内ルール・ポイントの扱い・精算のタイミング・領収書の出し方を確認する
- UCプラチナは航空券7%還元・国内ラウンジ無制限・プライオリティ・パス年6回で年会費16,500円
- 年間30万円以上の航空券を公式サイトで買うなら、ポイントだけで年会費を回収できる
- 旅行会社経由の航空券は14倍の対象外。個人事業主ならセゾンプラチナ・ビジネスも候補
今のカードで出張費を払い続けると、そのぶん受け取れるはずだったポイントを毎回置いてくることになります。次の出張の航空券を買う前に、UCプラチナに切り替えておくのがおすすめです。
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