毎月の家賃、電気代、携帯代。銀行口座から静かに引き落とされていくお金が、そのまま空港ラウンジの無料利用券と1万円分のポイントに変わる。しかも年会費はゼロ円のまま——エポスカードで固定費をまとめると、そんな景色が見えてきます。
ただし、その道のりには「家賃は思ったほどゴールド招待の近道にならない」という、あまり語られない落とし穴があります。ここでは、エポスカードで家賃を払う方法と、ゴールド招待を最短で引き寄せる固定費の集め方を、公式情報にもとづいてお伝えします。
エポスカードで家賃は払える?|答えは「条件付きでYES」

結論を言うと、物件の管理会社が対応していれば払えます。カード会社側が勝手に決められる話ではなく、大家さんや管理会社が家賃のカード払いに対応しているかどうかで決まります。
エポスカードで家賃を払うルートは、主に3つあります。
| ルート | 内容 | ポイント還元 |
|---|---|---|
| ROOM iD | エポスカードが連帯保証人の代わりを務める家賃保証サービス。契約すると家賃をエポス払いにできる | 300円につき1ポイント(約0.33%) |
| 大東建託 | 大東建託の管理物件なら、敷金・礼金・家賃・更新料などをエポスカードで支払える | 200円につき1ポイント(0.5%) |
| HUBees | リタップスペイシェントの決済サービス。提携する不動産管理会社の物件で家賃をカード払いできる | 200円につき1ポイント(0.5%) |
※一部ご利用は還元率が異なる場合があります。
いま住んでいる物件がどれにも当てはまらない場合、残念ながらエポスで家賃を払う手段はありません。引っ越しのタイミングでROOM iD対応物件を選ぶ、というのが現実的な選択肢になります。
ROOM iDとは|連帯保証人がいらなくなるサービス

ROOM iD(ルームアイディ)は、エポスカードが提供する家賃保証サービスです。連帯保証人を立てる代わりに、エポスカードが家賃の保証を引き受けます。北海道から沖縄まで全国で使えます。
- 連帯保証人を探す手間がなくなる(親や親戚に頼まなくていい)
- 毎月の家賃をエポスカード払いにできる
- 家賃300円につき1ポイント貯まる
- 貯めたポイントを保証料の支払いに充当できる(初回を除く)
※一部ご利用は還元率が異なる場合があります。
ポイント充当サービスは、エポスNetから事前登録が必要です。登録しておけば2回目以降の保証料に自動でポイントが充当されます。家賃で貯めたポイントで保証料を払う、という循環ができるわけです。
ひとつだけ注意を。入居者が契約者本人でない場合、入居者のエポスカードには家賃のポイントが貯まりません。同棲や家族での入居では、誰が契約者になるかで結果が変わります。
家賃には大きな落とし穴がある|ゴールド招待集計の対象外
ここが、この記事で一番お伝えしたいところです。
「家賃をエポスにまとめれば年間100万円なんて余裕でしょ」と考えている人は、いったん手を止めてください。ROOM iDの家賃は、ゴールド・プラチナの年間ボーナスポイントの集計対象外です。これはエポスカード公式のよくあるご質問に明記されています。
- ROOM iD家賃保証サービスの利用分は年間ボーナスポイントの集計対象外
- 還元率も200円につき1ポイントではなく、300円につき1ポイント(約0.33%)と低め
- すみかえ応援クレジット(初期費用の分割払い)も対象外
※一部ご利用は還元率が異なる場合があります。
家賃8万円を12か月払っても96万円。これがまるごとカウントされないとなると、100万円達成の計算は根本から崩れます。ゴールド招待の判断基準はエポス社内の規定で非公開ですが、年間ボーナスポイントの集計から外れている以上、招待審査でも重く見られないと考えるのが自然です。
つい期待してしまうところですが、家賃は「ポイントが少し貯まるオマケ」と割り切るのが正解。ゴールドを狙う本命は、次に説明する公共料金と通信費です。
年間ボーナスポイントの仕組みと集計ルールは、こちらで詳しくまとめています。

ゴールド招待の本命は公共料金と通信費
公共料金・携帯料金・ネット回線・NHK受信料。これらは200円につき1ポイント(0.5%)で、年間利用金額にもきちんと集計されます。家賃と違って、ここは素直に効きます。
※一部ご利用は還元率が異なる場合があります。
エポスカード公式が示している試算はこうです。
| 項目 | 月額の例 | 貯まるポイント |
|---|---|---|
| 電気料金 | 9,000円 | 45ポイント |
| ガス料金 | 5,000円 | 25ポイント |
| 水道料金 | 4,000円 | 20ポイント |
| 交通費 | 10,000円 | 50ポイント |
| 携帯電話料金 | 12,000円 | 60ポイント |
| 合計 | 40,000円 | 200ポイント |
月200ポイント×12か月=年間2,400ポイント。そして年間利用額は48万円。ゴールド招待の目安と言われる「年50万円」に、固定費だけでほぼ届く計算です。
ここに日々の食費や日用品を足せば、招待ラインは自然に越えていきます。エポスカード公式も「毎月の固定費をエポスカードにまとめると、エポスゴールドカードの無料招待に近づきます」と明言しています。
エポスに登録できる主な固定費
| カテゴリ | 対応している主な支払先 |
|---|---|
| 電気 | 東京電力エナジーパートナー、関西電力、中部電力、東北電力、九州電力、中国電力、四国電力、北陸電力、沖縄電力、北海道電力、みんな電力、auでんき、ENEOSでんき、ソフトバンクでんき、Looopでんき |
| ガス | 東京ガス、大阪ガス、東邦ガス、西部ガス、京葉ガス、ニチガス、ENEOS都市ガスほか |
| 水道 | 東京都水道局、横浜市水道局、大阪市水道局、福岡市水道局、名古屋市上下水道局ほか多数の自治体 |
| 携帯電話 | docomo、au、SoftBank、Y!mobile、UQ mobile、楽天モバイル、mineo、IIJmio、BIGLOBEモバイル、イオンモバイルほか |
| ネット回線 | NURO光、So-net、BIGLOBE、@nifty、NTTぷらら、OCN、ASAHIネット、Yahoo!BBほか |
| 放送・サブスク | NHK、WOWOW、スカパー!、J:COM、イッツコム |
| 新聞 | 朝日新聞、読売新聞、日本経済新聞、産経新聞、毎日新聞 |
| 税金 | 国税クレジットカードお支払サイト、地方税お支払サイト、ふるさと納税、Yahoo!公金支払い |
ここまで対応先が揃っていれば、ほとんどの人は生活費のほぼ全部をエポスに寄せられます。ETCカードも年会費無料なので、車に乗る人は高速代も集約できます。

固定費集約でゴールド招待を引き寄せる手順
年会費は永年無料。Web申込から店頭受取を選べば最短即日で手に入ります。急いでいないなら郵送で1週間ほど。ここでコストは1円もかかりません。
携帯料金、電気、ガス、ネット回線。この4つを先に押さえれば、月に3万円前後は自動で積み上がります。各社のマイページでカード情報を登録するだけで、手続きは10分ほどで終わります。
エポスアプリには、ゴールドカードの無料招待までの道のりが見える機能があります。あとどれくらいで届きそうかが目で分かるので、モチベーションが続きます。
目安は半年〜1年、年間50万円ほどの利用。招待経由なら年会費5,000円が永年無料になります。ここまで来れば、空港ラウンジも年間ボーナスポイントも手に入ります。
ゴールド以上の特典です。3店舗まで登録でき、その支払先の還元率が2倍(1.0%)に。電気・ガス・携帯といった金額の大きい支払先を指定するのが定石です。
※一部ご利用は還元率が異なる場合があります。
招待の届き方、実際に届いた人の利用額など、リアルな話はこちらにまとめました。

ゴールドに上がると固定費の価値が跳ね上がる
同じ固定費を払っていても、一般カードとゴールドではリターンがまるで違います。
| 項目 | 一般カード | エポスゴールド |
|---|---|---|
| 年会費 | 永年無料 | 5,000円(招待なら永年無料) |
| 固定費の還元率 | 0.5% | 最大1.0%(選べるポイントアップ登録時) |
| 年間ボーナスポイント | なし | 50万円で2,500pt/100万円で10,000pt |
| ポイント有効期限 | 2年 | 無期限 |
| 空港ラウンジ | なし | 国内主要空港+ハワイが無料 |
| 海外旅行保険 | 利用付帯 最高3,000万円 | 利用付帯 最高5,000万円 |
固定費で年間100万円に届けば、通常ポイント(最大1.0%)に年間ボーナス10,000ポイントが乗り、実質還元率は2.0%。年会費が永年無料のカードでこの数字は、他社ゴールドを見渡してもそう見当たりません。
※一部ご利用は還元率が異なる場合があります。
ゴールドのメリットとデメリットは、こちらで辛口に検証しています。

固定費集約で気をつけたいこと
- ROOM iDの家賃は年間ボーナスポイントの集計対象外。ゴールド招待を狙うなら、家賃以外の固定費で積み上げること
- 2026年8月1日から、交通系ICや各種決済サービスへのチャージはポイント付与の対象外。モバイルSuica、楽天Edy、au PAY、Kyash、バンドルカードなどが該当します
- ただしチャージ分は年間ボーナスポイントの年間利用額には引き続き集計されます。100万円まであと少しという場面での調整には使えます
- 限度額に注意。固定費を全部集約すると月10万円を超えることもあります。枠が足りないと決済が止まり、公共料金が未納扱いになる恐れがあります
- カードを紛失・再発行すると、登録先すべてでカード情報の更新が必要になります(docomo・au・SoftBankは再登録不要)
限度額の確認と一時増額の手順は、こちらの記事で解説しています。集約前に一度目を通しておくと安心です。

よくある質問
- エポスカードで家賃は払えますか?
-
物件の管理会社が対応していれば払えます。主なルートはROOM iD(エポスの家賃保証サービス)、大東建託、HUBeesの3つです。どれにも該当しない物件では、エポスでの家賃払いはできません。
- 家賃の支払いでゴールド招待は近づきますか?
-
ROOM iDの家賃は年間ボーナスポイントの集計対象外です。ゴールド招待を狙うなら、公共料金・携帯料金・ネット回線といった集計対象になる固定費を集約するほうが確実です。
- 家賃でもエポスポイントは貯まりますか?
-
ROOM iDの家賃なら300円につき1ポイント(約0.33%)貯まります。通常の200円1ポイントより率は下がりますが、現金や口座振替では1ポイントも貯まらないので、払えるなら払う価値はあります。※一部ご利用は還元率が異なる場合があります。
- 公共料金でゴールド招待に必要な金額はどのくらい?
-
招待の基準は非公開ですが、目安は年間50万円・半年ほどの利用とされています。エポス公式の試算では、電気・ガス・水道・交通費・携帯の5項目で月4万円=年48万円。固定費だけでほぼ届く水準です。
- ゴールド招待までの進み具合は確認できますか?
-
エポスアプリで確認できます。ゴールドカードの無料招待までの道のりが表示されるので、あとどれくらい使えば届きそうかが目で分かります。ただし表示された利用額が招待を保証するものではありません。
- 電子マネーチャージで利用額を稼ぐのは有効ですか?
-
2026年8月1日から、交通系ICや各種決済サービスへのチャージはポイント付与の対象外になりました。ただし年間ボーナスポイントの年間利用額には引き続き集計されます。ポイント稼ぎには使えませんが、100万円達成の調整には有効です。
- 税金もエポスカードで払えますか?
-
払えます。国税クレジットカードお支払サイト、地方税お支払サイト、Yahoo!公金支払い、ふるさと納税に対応しています。200円につき1ポイント貯まり、年間利用額にも集計されます(決済手数料は自己負担)。※一部ご利用は還元率が異なる場合があります。
まとめ
- 家賃はROOM iD・大東建託・HUBeesのいずれかに対応していれば、エポスカードで払える
- ROOM iDの家賃は300円で1ポイント。ただし年間ボーナスポイントの集計対象外という大きな落とし穴がある
- ゴールド招待の本命は公共料金・携帯料金・ネット回線。こちらは200円1ポイントで、年間利用額にも集計される
- 公式試算では固定費5項目で年48万円。招待の目安「年50万円」にほぼ届く
- ゴールドに上がれば固定費の還元率が最大1.0%になり、年間100万円で10,000ptのボーナスも加わる
※一部ご利用は還元率が異なる場合があります。
毎月どうせ出ていくお金を、そのままカードに通すだけ。それだけで年会費永年無料のゴールドカードと空港ラウンジが手に入るなら、動かない理由がありません。
まずは年会費無料の一般カードを作って、携帯代と電気代の支払先をエポスに変える。今日できるのは、たったそれだけです。
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※本記事の内容は2026年7月14日時点のエポスカード公式サイトの情報にもとづいています。対応する管理会社・還元率・集計条件は変更される場合があるため、申込前に必ず公式サイトで最新の情報をご確認ください。

