夏のボーナスが出る前に、欲しかった10万円のパソコンを手に入れる。しかも手数料はゼロ円で。年末には、1年間コツコツ使っただけで1万円分のポイントが口座に振り込まれたような気分を味わう——エポスカードには、そんな「支払いを味方につける仕組み」が2つ用意されています。
ひとつがボーナス一括払い。もうひとつが年間利用ボーナスポイントです。名前が似ているせいで混同されがちですが、中身はまったくの別物。ここでは、この2つの正体と、後悔しない使い方のコツを伝授します。
エポスの「ボーナス」は2種類ある

まずここを取り違えると、記事を読む時間が丸ごと無駄になります。ざっくり違いを押さえてください。
| 項目 | ボーナス一括払い | 年間利用ボーナスポイント |
|---|---|---|
| 正体 | 支払い方法のひとつ | ポイントの特典 |
| 対象 | エポスカード全会員 | ゴールド・プラチナ会員のみ |
| もらえるもの | 支払いの先延ばし(手数料無料) | 最大10,000ポイント(ゴールド) |
| タイミング | 夏(7〜8月)・冬(12〜1月) | カード有効期限月の翌々月中旬 |
「ボーナス払い」は誰でも今日から使えます。「ボーナスポイント」はゴールド以上を持っている人だけの特典です。順番に見ていきます。
ボーナス一括払いの仕組み|手数料ゼロで支払いを先送りできる
ボーナス一括払いは、買い物代金を夏か冬のボーナス時期にまとめて1回で支払う方法です。手数料は無料。分割払い(3回以上)やリボ払いが実質年率18.0%かかるのと比べると、この差は決定的です。
- 手数料は0円(分割3回以上・リボは年18.0%)
- ボーナスが出ない人でも使える(支給の有無は無関係)
- 最長で半年以上支払いを先送りできる
- ポイントは1回払いと同じく200円につき1ポイント貯まる
「ボーナス払い」という名前ですが、賞与が出ない学生や個人事業主でも問題なく使えます。あくまで支払いを後ろにずらすための仕組みだからです。
取扱期間と支払月|締め日によって支払月が変わる
ここが一番つまずきやすいところです。エポスは締め日が2パターンあり、同じ時期に買い物をしても支払月がズレます。
| ボーナスの種類 | 取扱期間 | 締め日(支払日) | 支払月 |
|---|---|---|---|
| 夏のボーナス | 12月16日〜6月15日 | 25日・27日・末日 | 7月 |
| 4日・5日・10日・15日・20日 | 8月 | ||
| 冬のボーナス | 7月16日〜11月15日 | 25日・27日・末日 | 12月 |
| 4日・5日・10日・15日・20日 | 1月 |
Web申込・郵送申込の人は「口座引落し:27日」で案内されるため、多くの会員は夏=7月払い/冬=12月払いになります。自分の支払日はエポスNetかエポスアプリで確認できます。
たとえば1月に12万円の冷蔵庫をボーナス一括払いで買った場合、支払いは7月(または8月)。約半年間、手元のお金を減らさずに済みます。ここがボーナス払いの真価です。
ボーナス払いの落とし穴4つ

おいしい話には条件が付きものです。使う前に、この4つは頭に入れておいてください。
- あとから変更できない。買い物の時にレジで「ボーナス一括払いで」と指定する必要があります。1回払いで会計してから後日ボーナス払いに切り替えることは不可能です
- 「ボーナス2回払い」はない。エポスにあるのはボーナス一括払いのみ。2回に分けたい人は他社カードを検討してください
- 海外では使えない。海外でのショッピングは1回払いのみです
- 枠が半年間ふさがる。ボーナス払いは「分割・リボ・ボーナス払い利用可能枠」を使います。支払月が来るまで枠が空かないため、他の高額決済ができなくなることがあります
特に4つ目は見落としがちです。10万円のボーナス払いを組むと、その10万円分の枠が半年間戻ってきません。旅行の予約が控えているなら、枠に余裕があるか先に確認しておきましょう。
また、取扱期間外(6月16日〜7月15日、11月16日〜12月15日)は、そもそもボーナス払いが選べません。この端境期に大きな買い物を予定しているなら、時期をずらすのが賢い選択です。
なお、支払いが厳しくなったときは「あとから分割」「あとからリボ」に変更できますが、そこから先は手数料が発生します。手数料ゼロの恩恵を守るなら、支払月までにきちんと資金を用意しておくことです。
年間利用ボーナスポイント|ゴールドなら年10,000ポイント
ここからが本題です。エポスゴールドカード(以下、エポスゴールド)とエポスプラチナカード(以下、エポスプラチナ)には、1年間の利用額に応じてまとまったポイントが降ってくる特典があります。
エポスゴールドのボーナスポイント
| 年間利用額 | ボーナスポイント | ボーナス分だけの還元率 |
|---|---|---|
| 50万円以上 | 2,500ポイント | 0.5% |
| 100万円以上 | 10,000ポイント | 1.0% |
※一部ご利用は還元率が異なる場合があります。
注目すべきは100万円のライン。ここに乗せると通常ポイント0.5%+ボーナス1.0%=合計1.5%という高還元カードに化けます。年会費が実質無料のカードでこの数字は破格です。
さらに「選べるポイントアップショップ」に登録した店舗での利用なら通常ポイントが2倍(1.0%)になるため、そこだけで100万円使えば実質2.0%に届きます。
逆に言えば、50万円と100万円の間には7,500ポイントの崖があります。年間80万円で終わると2,500ポイントしかもらえません。あと20万円で7,500ポイント上乗せされるのですから、100万円に届きそうな人は意識して使い切る価値があります。
エポスプラチナのボーナスポイント(2026年5月に対象拡大)
エポスプラチナは桁が違います。しかも2026年5月以降のボーナスポイント加算分から、100万円未満の会員にも新たにポイントが付くよう対象が拡大されました。
| 年間利用額 | 2026年4月以前 | 2026年5月以降 |
|---|---|---|
| 50万円未満 | なし | 利用額の0.3%分 |
| 50万円以上 | なし | 3,000ポイント |
| 100万円以上 | 20,000ポイント | 20,000ポイント |
| 200万円以上 | 30,000ポイント | 30,000ポイント |
| 300万円以上 | 40,000ポイント | 40,000ポイント |
| 500万円以上 | 50,000ポイント | 50,000ポイント |
| 1,500万円以上 | 100,000ポイント | 100,000ポイント |
年会費20,000円(招待経由)のエポスプラチナで100万円使えば、それだけで20,000ポイント。年会費が丸ごと戻ってくる計算です。3,300万円以上使う場合は100,000ポイントに加えて超過分の0.3%が上乗せされます。
エポスプラチナの全体像はこちらで詳しくレビューしています。

一般カードは対象外
はっきり言います。年会費永年無料の一般エポスカードに、年間利用ボーナスポイントはありません。どれだけ使っても0ポイントです。
ここが一般カードとゴールドの最大の分岐点です。年間50万円以上使う人が一般カードのままでいるのは、毎年2,500〜10,000ポイントを捨てているのと同じ。ゴールドの招待は年間50万円・半年ほどの利用が目安なので、その水準で使っているならゴールドへ上がるのが正解です。
招待の届き方と実例は、こちらにまとめました。

集計期間はいつ?|1月〜12月ではありません
ここを勘違いしている人が本当に多い。年間ボーナスポイントの集計期間は暦年(1月〜12月)ではありません。
- 集計期間はカード有効期限の月末までの1年間
- ポイント加算は集計期間終了後の翌々月中旬ごろ
- JQ CARDエポスゴールドのみ、集計終了後3か月後の1日ごろにJRキューポで加算
たとえばカード有効期限が10月なら、集計期間は11月1日〜翌10月31日。ボーナスポイントの加算は12月中旬になります。人によって締めの月がバラバラなので、必ず自分の期間を確認してください。
確認はエポスNetまたはエポスアプリの「ご利用金額照会」から。あと何円で100万円に届くかが一目で分かるので、達成が近い人は定期的にチェックする習慣をつけると取りこぼしがなくなります。
もうひとつ大事な注意点。年間利用金額は利用日ベースで集計されます。支払日ベースではありません。3月末に駆け込みで使った分がギリギリ間に合うかどうかは、締め日ではなく利用日で決まります。
集計対象にならない利用に注意
「100万円使ったはずなのに届かなかった」という悲劇は、たいていここが原因です。以下の利用は年間利用金額にカウントされません。
- ポイントで支払った分
- キャッシングの利用分
- 現金でのお支払い分
- 保証人おまかせプランROOM iDの家賃(家賃保証サービス利用分)
- エポスカードの運転免許
- クロネコヤマトの引越し
- すみかえ応援クレジット
- エポスカードのデンタルクレジット
特に痛いのがROOM iDの家賃です。「家賃をエポスにまとめれば100万円なんて余裕」と考えていると、集計画面を見て青ざめることになります。家賃は年間ボーナスポイントの対象外。ここは声を大にしてお伝えしておきます。
電子マネーチャージは「ポイントは付かないが集計はされる」
これは知っている人だけが得をする話です。
2026年8月1日から、決済サービスへのチャージでポイントが付かなくなりました。モバイルSuica、モバイルPASMO、楽天Edy、au PAY、Kyash、バンドルカード、Vプリカ、TOYOTA WALLETなど、対象は広範囲に及びます。0.5%狙いのチャージは今後うまみがありません。
ところが公式のお知らせには、こう明記されています。「エポスプラチナ・ゴールド会員さまの年間ボーナスポイントにおける年間利用額には、引き続き集計されます」。
つまり、100万円達成まであと少しという段階なら、チャージで積み増す手が残っているということです。通常ポイントは付きませんが、10,000ポイントのボーナスラインを越えるための最後の一押しには十分使えます。エポスVisaプリペイドカードへの入金も年間利用金額の対象です。
100万円を達成する現実的なルート

年間100万円は、月あたり約8.3万円。買い物だけで届かせようとすると苦しいので、支払いを1枚に寄せる発想が要ります。
エポスNetの「ご利用金額照会」で、集計期間の開始日と終了日、現在の累計額を確認します。ここを知らないまま走っても、締めのタイミングを外して取りこぼします。
電気・ガス・水道・携帯・ネット回線・NHK・サブスク。この6つをまとめるだけで、月3〜5万円は自動で積み上がります。エポス公式の試算では、5項目で月4万円=年48万円の利用になります。
ゴールド以上なら3店舗まで登録でき、その店舗での還元率が2倍(1.0%)になります。電気・ガス・携帯を指定するのが定石。金額が大きく、毎月確実に発生する支払先を選ぶのがコツです。
集計終了の3か月前に累計額をチェック。100万円まであと10万円なら、大きめの買い物を前倒しするか、チャージで埋めます。ボーナスラインを1円でも下回れば7,500ポイント失うのですから、ここは動くべきです。
家族がいるならファミリーボーナスポイントも
エポスファミリーゴールドに登録すると、家族全員の年間利用額を合算したファミリーボーナスポイントが、代表会員に加算されます。個人のボーナスポイントとは別枠でもらえるのが強みです。
| 家族合計の年間利用額 | 全員ゴールドの場合 | 1人以上がプラチナの場合 |
|---|---|---|
| 100万円以上 | 1,000ポイント | 2,000ポイント |
| 200万円以上 | 2,000ポイント | 4,000ポイント |
| 300万円以上 | 3,000ポイント | 6,000ポイント |
夫婦それぞれが年間100万円使えば、個人分10,000ポイント×2に加えてファミリー分2,000ポイント。合計22,000ポイントになります。
ただし条件があります。ファミリー登録を集計期間の途中で行った場合、それまでの利用分は対象外。さらに家族の誰か1人でも登録を解除すると、そのグループ全体の登録が解除され、それまでの利用分がまとめて消えます。登録するなら家族で足並みを揃えて、早めに動くことです。
エポスの家族カード事情は独特なので、こちらも合わせてどうぞ。

よくある質問
- ボーナス払いに手数料はかかりますか?
-
かかりません。ボーナス一括払いの手数料は0円です。3回以上の分割払いとリボ払いは実質年率18.0%の手数料が発生するので、そこと混同しないでください。
- 買い物のあとからボーナス払いに変更できますか?
-
できません。ボーナス一括払いは会計時に指定する必要があります。あとから変更できるのは3回以上の分割払いとリボ払いだけで、どちらも手数料がかかります。
- ボーナスが出ない人でもボーナス払いは使えますか?
-
使えます。賞与の支給とは無関係です。学生でも個人事業主でも、支払いを夏や冬まで先送りする方法として利用できます。
- 年間ボーナスポイントの集計期間はいつからいつまで?
-
カード有効期限の月末までの1年間です。1月〜12月の暦年ではありません。エポスNetの「ご利用金額照会」で自分の集計期間と現在の累計額を確認できます。
- ボーナスポイントはいつもらえますか?
-
エポスゴールド・エポスプラチナは、集計期間終了後の翌々月中旬ごろに加算されます。JQ CARDエポスゴールドのみ、集計終了後3か月後の1日ごろにJRキューポとして加算されます。
- 一般のエポスカードでもボーナスポイントはもらえますか?
-
もらえません。年間利用ボーナスポイントはゴールド・プラチナ会員限定の特典です。年間50万円以上使っているなら、ゴールドへの招待を狙うのが得策です。
- 家賃の支払いは年間利用金額に含まれますか?
-
ROOM iD家賃保証サービスの利用分は年間ボーナスポイントの集計対象外です。エポスポイント自体は300円につき1ポイント貯まりますが、100万円の達成には効きません。
- 電子マネーへのチャージは100万円達成に使えますか?
-
使えます。2026年8月1日から交通系IC・各種決済サービスへのチャージはポイント付与の対象外になりましたが、年間利用額には引き続き集計されます。あと少しで100万円という場面での調整に有効です。
まとめ
エポスの「ボーナス」は、支払いを助ける仕組みと、使うほど返ってくる仕組みの2本立てです。
- ボーナス一括払いは手数料0円。夏は12/16〜6/15の利用分を7月か8月に、冬は7/16〜11/15の利用分を12月か1月に支払う
- 会計時の指定が必須。あとから変更はできず、海外では使えない。枠が半年ふさがる点にも注意
- 年間ボーナスポイントはゴールド50万円で2,500pt、100万円で10,000pt。プラチナは100万円で20,000pt
- 集計期間はカード有効期限の月末までの1年間。加算は翌々月中旬
- ROOM iDの家賃・キャッシング・ポイント払いは集計対象外
- 電子マネーチャージはポイント対象外になったが、年間利用額には集計される
ゴールドで年間100万円に乗せれば、通常ポイントと合わせて還元率1.5%。選べるポイントアップショップを組み合わせれば2.0%も見えてきます。年会費が実質無料のカードで、この数字を出せる相手はそう多くありません。
まずは一般カードで固定費を集約し、招待でゴールドを手に入れる。そこからボーナスポイントを取りにいく。これが最短ルートです。
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※本記事の内容は2026年7月14日時点のエポスカード公式サイトの情報にもとづいています。特典・還元率・集計条件は改定される場合があるため、申込前に必ず公式サイトで最新の情報をご確認ください。

