「エポスのファミリーゴールドに申し込んで」と、家族からLINEでURLが送られてくる。年会費永年無料でゴールドカードがもらえるらしい、と聞いて、なんとなく良さそうだけど中身がよくわからない。そんな状態でこのページにたどり着いた人も多いはずです。
先にはっきり書いておきます。エポスファミリーゴールドは、いわゆる「家族カード」ではありません。名前に「ファミリー」と付いているせいで誤解されがちですが、仕組みはまったくの別物です。引き落とし口座も、利用明細も、審査も、全部バラバラ。ここを知らないまま作ると「思っていたのと違う」となります。
ここでは、エポスカード公式の利用規定をもとに、注意すべきデメリットを7つ挙げます。そのうえで、紹介できる家族の範囲やファミリーボーナスポイントの中身、実際の申し込み手順まで見ていきます。
家族全員がゴールドになると、旅の前の準備がぐっとラクになる

まずは良いところから。この制度が本当に効いてくるのは、家族で出かけるときです。
空港に早めに着いてしまった日、家族それぞれが自分のカードでラウンジに入れる。海外旅行の前に、誰か1人分の保険を心配しなくていい。そして帰国後、家族がバラバラに貯めたポイントを1ポイント単位で寄せ集めて、まとめて使える。
普通なら年会費5,000円(税込)かかるエポスゴールドカードが、紹介経由なら永年無料。家族4人なら、それだけで年間20,000円分が浮きます。これだけ大きいからこそ、仕組みをちゃんと知って使う価値があります。
エポスファミリーゴールドの仕組み

ざっくり言うと、ゴールドかプラチナの会員が、家族を年会費永年無料のゴールドカードに招待できる制度です。招待する側を「代表会員」、招待されて登録された側を「家族会員」と呼びます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 紹介できる人 | エポスゴールドカード会員(コラボレーションカードのゴールドを含む)・エポスプラチナカード会員 |
| 招待される人 | 代表会員から見て二親等以内、18歳以上(高校生を除く) |
| 発行されるカード | エポスゴールドカード(年会費永年無料) |
| 1グループの上限 | 代表会員を含めて11名まで |
| 登録できるグループ数 | 1人につき1グループまで |
| 利用可能枠 | 個人ごとに独立して設定(ゴールドは発行時50万円以上) |
| 受けられる特典 | ファミリーボーナスポイント(代表会員のみ)/ポイントシェア |
エポスカードには、もともと家族カードの仕組みがありません。その代わりに用意されたのが、この紹介制のゴールドです。
ここが家族カードと大きく違う
ここがいちばん誤解されるところなので、公式サイトの比較表をそのまま見てもらいます。
| 比較項目 | 一般的な家族カード | エポスファミリーゴールド |
|---|---|---|
| 利用可能枠 | 代表会員の枠内で全員で利用 | 個人に独立した利用枠を付与 |
| 利用明細 | すべて代表会員に通知 | 個人に通知 |
| 引き落とし口座 | すべて代表会員の口座 | 個人の口座 |
| 審査 | 本会員の信用で発行 | 一人ひとりに発行審査あり |
つまり、家族に届くのはその人自身の名義のカードです。だから「配偶者の支払いを自分の口座でまとめたい」という人には、この仕組みは向きません。反対に「家族それぞれに別々の枠がほしい」「使った中身を家族に見られたくない」という人には、むしろ家族カードよりありがたい形です。
エポスファミリーゴールドのデメリット7つ
ここからが本題です。申し込む前に知っておいてほしい注意点を、公式の規定から7つ挙げていきます。
1. 紹介できるのはゴールド・プラチナ会員だけ
年会費無料の一般エポスカードを持っているだけでは、家族を招待できません。まず自分がゴールドになる必要があります。ここが最初のハードルです。
しかも、すでに誰かの「家族会員」として登録されている人は、そこから別の人を紹介することはできません。1人につき1グループまでというルールがあるためです。
ゴールドの招待がいつ届くのか、どのくらい使えばいいのかは、こちらで具体的にまとめています。

2. 引き落とし口座を1つにまとめられない
家族全員分の支払いを1つの口座にまとめることはできません。公式のよくある質問でも、はっきりできないと書かれています。家計を1つの口座でまとめて管理したい人にとっては、いちばん大きな誤算になりやすいところです。
3. 利用明細も個人ごとに届く
誰が何に使ったかを代表会員がまとめて把握することはできません。家族のカード利用金額や保有ポイント、審査結果についても、本人以外には案内されない決まりです。子どもの使いすぎを親が管理したい、という使い方には向きません。
4. 家族それぞれに審査がある
紹介URLから申し込んでも、通るとは限りません。カード発行審査があり、規定によりカードを発行できない場合やファミリー登録ができない場合があると明記されています。対象は18歳以上(高校生を除く)です。
ちなみに、審査から発行までの間に紹介者がゴールド・プラチナを退会してしまうと、被紹介者にはファミリー登録なしの(=年会費がかかる)ゴールドカードが発行されます。ここは覚えておいてください。
5. ファミリーボーナスポイントは代表会員だけがもらえる
家族全員の利用額を合計して付くボーナスポイントは、代表会員だけに入ります。招待された側には、直接もらえるものがないということです。ポイントシェアで分けてもらうことはできますが、それはあくまで代表会員が分けてくれたら、の話です。
6. すでに年会費を払っている人は、無料になるのは次年度から
紹介者・被紹介者がすでに年会費5,000円を支払っているゴールド会員の場合、永年無料になるのは次年度以降です。ファミリー登録日が含まれる年会費対象期間は、そのまま有料。払った分が戻ってくるわけではありません。
7. 代表会員が退会するとグループごと解除される
- 代表会員が退会手続きをすると、そのグループのファミリー登録はすべて解除されます
- 家族会員が退会した場合はその人だけが解除。ただし残った家族会員が1人だけになると、グループ全体が解除されます
- ポイント加算までに代表会員がゴールド・プラチナを退会すると、ファミリーボーナスポイントは対象外。他の家族に振り替えることもできません
- 集計期間の途中でファミリー登録が解除されると、それまでの利用分も対象外になります
なお、ファミリー登録が解除されても保有しているカードの種類が変わることはありません。ゴールドカードはそのまま手元に残ります。
紹介できるのは二親等以内の12パターン
「家族」といっても範囲が決まっています。代表会員から見て、次のいずれかに当てはまる18歳以上(高校生を除く)の人が対象です。
| 区分 | 対象となる続柄 |
|---|---|
| 配偶者まわり | 配偶者/配偶者の親/配偶者の兄弟姉妹/配偶者の祖父母 |
| 直系 | 親/子/祖父母/孫 |
| その他 | 子の配偶者/兄弟姉妹/兄弟姉妹の配偶者/孫の配偶者 |
いとこや甥・姪は三親等以上なので対象外です。逆に、別居している家族でも紹介できます。実家の親や、下宿している大学生の子どもも問題ありません。
そしてもうひとつ、うれしいポイント。生計を同一にする同性パートナーも配偶者に含まれます。申し込みのときに、紹介者との続柄で「配偶者」を選べば大丈夫です。必要に応じて、続柄を証明できる書類の提示を求められる場合があります。
ファミリーボーナスポイントは実際どのくらい?

この制度の目玉とされている特典ですが、冷静に数字を見てみましょう。
| 家族合計の年間利用金額 | 全員ゴールド会員の場合 | プラチナ会員が1人以上いる場合 |
|---|---|---|
| 100万円以上200万円未満 | 1,000ポイント | 2,000ポイント |
| 200万円以上300万円未満 | 2,000ポイント | 4,000ポイント |
| 300万円以上 | 3,000ポイント | 6,000ポイント |
家族合計で300万円使って3,000ポイント。率にすると0.1%です。これだけを目当てにするような特典ではありません。本命はあくまで「家族全員のゴールド年会費がずっと無料になること」。ボーナスポイントはおまけ、くらいに考えておくとちょうどいいです。
集計対象にも細かい条件があります。
- 集計期間は代表会員の年間利用ボーナスの集計期間と同じ
- 家族会員は初年度だけ、ファミリー登録完了日以降の利用分が対象。登録が遅れるとその年は不利になります
- ポイント利用分・キャッシング利用分・年会費の支払いは年間利用金額に含まれません
- エポスカードの運転免許、引越しクレジット、ROOM iD、デンタルクレジットなど、対象外の商品があります
- 代表会員がJQ CARD エポスゴールドの場合は、エポスポイントではなくJRキューポが加算されます
特典はふつうのゴールドとまったく同じ
ここは安心してください。紹介経由で発行されたカードも、中身は普通のエポスゴールドカードです。「無料だから機能が削られている」ということはありません。
- 国内・海外の空港ラウンジが無料。家族それぞれが自分のカードで入れます
- 海外旅行傷害保険が付帯(利用付帯)。旅行代金などをカードで支払うことが条件です
- 選べるポイントアップショップも対象。300以上のショップから3つ登録すると、そのお店でのポイントが最大2倍になります
- ポイントの有効期限がなくなる(一般カードは2年間)。JQ CARD エポスゴールドはJRキューポで2年間です
- 個人の年間利用ボーナスも別枠でもらえます。年間50万円以上で2,500ポイント、100万円以上で10,000ポイント
- 海外Wi-Fiレンタル料金の優待、空港と自宅を結ぶ荷物配送サービスの優待も使えます
ときどき「ファミリーゴールドだと選べるポイントアップショップが使えない」と書いてある記事を見かけますが、これは間違いです。公式サイトのファミリーゴールド紹介ページにも、特典としてちゃんと載っています。
ポイント加算は1会計のクレジット利用200円(税込)ごとです。※一部ご利用は還元率が異なる場合があります。
選べるポイントアップショップの組み合わせ方や、ゴールドの空港ラウンジの使い方は、それぞれ専用の記事で解説しています。


紹介から発行までの手順
ファミリー登録にはエポスNetの登録が必須です。まだの人は先に会員登録を済ませてください。ログイン後、ファミリーゴールドの紹介メニューへ進みます。
メールまたはLINEで専用URLを送信します。マルイの各店舗やエポスカードセンターの窓口でも手続きできます。このURL経由で申し込まないと年会費永年無料が適用されないので、必ず専用URLから進めてもらいましょう。
続柄の選択を間違えないように注意してください。同性パートナーの場合は「配偶者」を選びます。カード名義と引き落とし口座の名義が違っていても申し込みは可能です。
発行されるのはエポスゴールドカードで、書留付きの本人手渡しになります。家族が代わりに受け取ることはできないので、在宅できる日を考えて申し込むとスムーズです。
家族合計の年間利用金額は、エポスNetのマイページから確認できます。表示されるのはファミリー登録した代表会員と家族会員の分だけです。
向いている家族・向いていない家族
- 家族それぞれが自分の収入で自分の支払いをしている家庭。枠も口座も別々なのが、むしろ都合よく働きます
- 家族で旅行に行く機会が多い人。全員が空港ラウンジと海外旅行傷害保険を持てます
- 別居の親や、下宿中の子どもにもゴールドを持たせたい人
- 家族のポイントを1つにまとめて大きく使いたい人。ポイントシェアは1ポイント単位で自由です
- 専業主婦(主夫)や無職の家族に持たせたい人。本人審査があるため、家族カードのようにはいきません
- 家計の支払いを1つの口座と1枚の明細でまとめたい人。この制度では実現できません
- 高校生の子どもに持たせたい人。18歳以上でも高校生は対象外です
まだゴールドを持っていないなら、スタートはここから

ここまで読んで「うちでもやりたい」と思った人へ。この制度を使うには、まず自分がエポスゴールドカードの会員になる必要があります。
ゴールドになる一番お金のかからない方法は、年会費永年無料のエポスカードを作ってふだんの支払いに使い、招待(インビテーション)を受け取ることです。招待から切り替えれば、ゴールドの年会費5,000円もずっと無料になります。招待の条件は公表されていませんが、年間50万円くらい使うのが目安と言われています。
| ステップ | やること | 年会費 |
|---|---|---|
| 1 | エポスカード(一般)を発行する | 永年無料 |
| 2 | 固定費や日常の支払いをまとめて使い込む | — |
| 3 | ゴールドの招待を受け取って切り替える | 永年無料(招待経由) |
| 4 | 家族をファミリーゴールドに招待する | 家族も永年無料 |
エポスカードは年会費がずっと無料なのに海外旅行傷害保険が付いて、最短即日で受け取れます。ゴールドへの第一歩として、これ以上に気軽に持てる1枚はありません。家族みんなのゴールド化は、この1枚から始まります。
よくある質問
- エポスファミリーゴールドは家族カードですか?
-
違います。申し込んだ家族には個別に利用可能枠が設定された本人名義のエポスゴールドカードが発行されます。引き落とし口座の登録も一人ひとりの手続きで、利用明細も本人に届きます。
- 家族全員の引き落としを1つの口座にまとめられますか?
-
まとめられません。支払い口座は家族それぞれで登録する必要があります。家計を一元管理したい場合は、この制度では対応できません。
- 別居している家族も紹介できますか?
-
できます。二親等以内で18歳以上(高校生を除く)であれば、住所が違っても対象です。実家の親や下宿中の子どもも招待できます。
- 同性パートナーも申し込めますか?
-
申し込めます。生計を同一にする同性パートナーは配偶者に含まれます。申し込みの際、紹介者との続柄で「配偶者」を選択してください。
- 何人まで招待できますか?
-
1グループあたり、代表会員を含めて11名までです。また、1人につき登録できるグループは1つだけなので、すでに家族会員として登録されている人が別のグループをつくることはできません。
- すでに年会費5,000円を払っているのですが、返金されますか?
-
返金はありません。ファミリー登録日が含まれる年会費対象期間はそのまま有料で、次の期間以降が永年無料になります。
- 代表会員が解約したら、家族のカードはどうなりますか?
-
グループのファミリー登録はすべて解除されますが、保有しているカードの種類は変わりません。ゴールドカードは手元に残ります。ただしファミリーボーナスポイントとポイントシェアは使えなくなります。
- ファミリーゴールドでも空港ラウンジは使えますか?
-
使えます。紹介経由で発行されるのは通常のエポスゴールドカードなので、国内・海外の空港ラウンジ、海外旅行傷害保険(利用付帯)、選べるポイントアップショップなど、ゴールドの特典はすべて同じように利用できます。
まとめ
- エポスファミリーゴールドは家族カードではなく、家族一人ひとりが本人名義のゴールドを持つ制度です
- 引き落とし口座も利用明細も個人ごと。家計の一元管理はできません
- 紹介できるのは二親等以内・18歳以上(高校生を除く)。別居の家族や同性パートナーもOKで、1グループ11名まで
- ファミリーボーナスポイントは代表会員だけに加算。家族合計300万円で3,000ポイントなので、あくまでおまけです
- 本命は家族全員のゴールド年会費が永年無料になること。空港ラウンジも保険も特典はそのまま使えます
デメリットを7つ並べましたが、どれも「家族カードのつもりで申し込むと、あれ?となる」タイプのものです。家族それぞれが自分のカードを持つ仕組みだとわかっていれば、年会費5,000円が家族の人数分まるごと無料になるこの制度は、かなりお得です。まだゴールドを持っていない人は、まずは年会費永年無料のエポスカードから始めてみてください。
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